一日に何度も接客テーブルの上が山積みになると、買取らせていただいた名品を忘れてしまうことも稀にあったりして…

例年気候の良いこの時期は当店そんな日々が続きます。

嬉しいけれども私の頭、ちょくちょく現実逃避を繰り返すのが困ったもので、

調べものをしようとパソコンに向かって15分…

何故この忙しい時に「ソリティア」をやっているのだ…と我に帰ることがしばしば。

誰か私にアドレナリンをわけて下さい…。

 

 

そんなここ数日のお買い取り品。

新潟燕の鎚起銅器、島倉堂さんの湯沸しと長寿堂さんの急須がお揃いで、



ついでにと言っては失礼ですが、友来堂さんの古い水差しがこりゃあまたきれいな状態で、



新潟の名品も集まる時は集まるもので、明治期の佐渡斑紫銅、お箱に入った茶托が…



 

興奮を覚ますためには、こんなので1杯やるのがいいのでしょうが、そうもいかない。

レミーマルタンのXOスペシャルを空けたくなる衝動を抑えつつ、



 

明治時代の貿易銀、明治3年の1圓銀貨と



袁世凱の圓銀2枚を見比べながら、



大正時代に発行された夏目漱石全集を並べてと…



 

…こりゃあまた、我ながら面白いお品揃い。

と喜んでいたのもつかの間、

 

あれ？そういえば上野のパンダが妊娠したそうだけど、

中国切手のオオパンダ、どこに仕舞ったっけ…

と、昨夜は切手の山と格闘しておりました。



なんやかやと慌ただしいのは嬉しいお話しです。

ちなみに上のお品、全て出張宅や持ち込まれた道具類の山、古銭、外国切手の山から「見つけ出した」宝物。

お宅にあるちょっと邪魔だなぁというお品、くれぐれもご処分の前には当店にご一報を。

まだまだ大丈夫。

アドレナリンを絞り出してお待ちしております。